三月と言えばひな祭りの季節ですね。
各地域でひな人形が飾られている施設も多くあると思います。
茨城県でもひな祭りで町おこしをするなど、積極的な自治体が多い印象。
今回はその中で、那珂市にある総合センターらぽーるの吊るし雛について紹介したいと思います。
ひな祭りとは?
雛祭り(ひなまつり)は、日本において、幼い女子の健やかな成長を祈る節句の年中行事。
ひな人形(「男雛(おびな)」と「女雛(めびな)」を中心とする人形)に桜や橘、桃の花など木々の飾り、雛あられや菱餅などを供え、白酒やちらし寿司などの飲食を楽しむ節句祭りである。
雛祭り – Wikipedia
茨城県のひな祭り
茨城県でもひな祭りに力を入れている地域が存在します。
代表的なところで、大子町と真壁町です。
大子町:百段階段でひな祭り
2024年3月3日(日曜日)、常陸大子駅近くにある十二所神社の参道、通称「百段階段」に約1,000体の雛人形が飾られます。
いばらきの雛祭り | 観光いばらき公式ホームページ (ibarakiguide.jp)
年に一度しか見られないその光景は、まさに壮観!
当日は、アップルパイの販売や1,000人しゃも鍋コーナー、花嫁行列も開催されます。
桜川市真壁町のひな祭り
「寒い中、真壁に来てくれた人をもてなそう」。住民たちのそんなひと言から始まった真壁のひなまつり。見世倉・土蔵などが軒を連ねる真壁のまちに有志たちの手によってお雛様が飾られると、それを見た近所の家や店にも雛飾りの輪が広がり、今では約160軒が参加する名物イベントへと発展しました。
いばらきの雛祭り | 観光いばらき公式ホームページ (ibarakiguide.jp)
真壁のひなまつりの大きな魅力は、おもてなしの心にあふれていること。雅やかな雛飾りで人々の目を楽しませてくれるだけでなく、お茶や甘酒を振る舞ってくれる家、昔語りを聞かせてくれる人など、心づくしのおもてなしで迎えてくれます。
ひな祭りイベントで思い出作り
ひな祭りイベントに参加することで、現代社会の2つの要因を解消することができるでしょう。
要因1:ひな人形を持たない世帯が増えている
一昔前ならば「女の子が生まれた家ではひな人形を購入する」というのが一般的でした。
勿論、今でもその風習は変わらないでしょう。
とは言え、実際はあらゆる理由で購入を控えた世帯も多いのが現状。
うちは賃貸だし、場所もとるかなねぇ…
我が家も金銭面とスペースの面で娘のひな人形は購入していません…
そういった世帯からすると、ひな祭りのイベントに参加することに意義があります。
要因2:片付けや管理の手間もない
我が家の場合だと、実家に私のひな人形があります。
ですが、だからと言ってそのひな人形をひな祭りの日に備えて出して飾り付けるなどはしていません。
できるならばそれに越したことはないのですが、正直そのような時間や労力を使う余裕がないのが現状です。
親も歳なので飾り付けをお願いするのも申し訳ないですし…、貰い受けても管理ができないのでそのままです(汗)
イベントを通して子供のひな祭りをお祝いしよう
- ひな人形を持たない世帯が増えている
- 片付けや管理の手間もあり、購入を控えている
これらの社会的要因からひな人形に馴染みがない子供も増えている為、ひな祭りのイベントに参加することで子供が文化や風習に触れ、家族からひな祭りを祝われるという体験をして貰うことができます。
また、イベント会場へ出向くことで子供の心にも「お出かけした」と言ったように思い出を残すことができるでしょう。
- 子供のひな祭りのお祝いができる
- 子供がひな人形などの文化や風習に触れることができる
- 出掛けることで、思い出に残るひな祭りにできる
那珂市のひな祭り
那珂市歴史民俗資料館では、那珂のひなまつり「雛人形展-つるしびなとの共演ー」を下記の通り開催いたします。
いばらきの雛祭り | 観光いばらき公式ホームページ (ibarakiguide.jp)
当館所蔵の明治~平成のお雛様や、つるしびなを展示します。
※つるしびなの展示は、曲がり屋、総合センターらぽーるでも実施いたします。
今年で16回を数える那珂市のひな祭りイベントは吊るし雛。
展示場所は、曲がり屋と総合センターらぽーる。
曲がり屋は那珂市役所の目の前に位置する一ノ関ため池親水公園の敷地内にあります。
総合センターらぽーる
那珂市総合センターらぽーるでは、メインホールにて吊るし雛やひな人形、着物の打ち掛けなどが展示されています。
那珂市総合センターらぽーる
茨城県那珂市古徳371
tel:029-296-1651
車の場合、常磐自動車道那珂ICを降りて118号を常陸大宮方面に進むとたどり着けます。
電車の場合、水郡線瓜連駅を下車しタクシーにて10分ほどで到着します。
吊るし雛とは
吊るし雛とは、様々な小さな人形を作り紐でつるすユニークなひな人形のことを言います。
江戸時代にて、高価なひな人形を購入できなかった一般庶民が生まれた子供の幸せを願うために、親せきや近所の人々が小さな人形を作り持ち寄って作られたのが切っ掛けとのこと。
吊るし雛の風習は全国でも珍しく、静岡県・福岡県・山形県が「全国三大吊るし飾り」として有名。
- 静岡県の「雛のつるし飾り」
- 福岡県の「さげもん」
- 山形県の「傘福」
参考元:つるし雛(つるしひな 吊るし飾り)の由来、始まり (tsurushi.jp)より
見どころ
光と緑を背景にした吊るし雛の赤がとても栄える
那珂市総合センターらぽーるのメインホールは吹き抜けになっています。
高い天井には窓ガラスがはめ込まれており、サンサンと陽の光が差し込みます。
さらに、大きな鉢植えには天井まで伸びた背の高い樹木が植えられており、陽の光と緑が栄えて室内にいるのに自然を感じられる作りです。
そんな栄える背景が移り込む吊るし雛はとても目を惹きます。
陽の光と樹木の緑、そして吊るし雛の赤が素晴らしいコントラストを作り出しており、写真栄え間違いなしです!
吊るし雛だけではない
展示されているメインは吊るし雛ですが、他にも10段のひな人形が2機と着物の色打掛、掛け軸などを見ることができます。
別の建物などに移動することなく、同じ場所で複数のひな祭りの展示を見ることができるのはとても効率的ですね。
移動が大変な小さなお子様連れや御年輩の方、あまり時間が取れない方などには重宝する展示だと思います。
駐車場、入場料無料
駐車場や入場料が掛からない点は大きいです。
真壁町や土浦市、大子町などはひな祭りイベントを体験するために駐車料金が発生します。
その点、総合センターらぽーるで行われているひな祭りイベントでは無料で参加可能。
上記の街よりも規模が小さいという点はありますが、「ちょっとしたひな祭りイベントに参加したい」という方には丁度いい穴場スポットだと思います!
近くのおすすめスポット
総合センターらぽーるのひな祭りを見るならば、そのまま近くを散策するのもおすすめです。
らぽーるがある旧瓜連町は歴史的に有名な神社や穴場スポットが盛りだくさん。
今回はその一部を紹介したいと思います。
常陸二ノ宮 静神社
静神社は瓜連町の由緒正しき神社とされ、県内では名の知らた神社の一つです。
古くから信仰を集め初詣、節分祭、秋の大祭は多くの参拝客で賑わいます。
また、八重桜の名所でも知られています。
桜田門外の変に加わった水戸浪士の一人である斎藤監物(サイトウケンモツ)は静神社神官であり、静神社向かいに墓があります。
参考元:常陸二ノ宮 静神社 | 観光いばらき公式ホームページ (ibarakiguide.jp)
静峰ふるさと公園
静峰ふるさと公園は子供から大人まで遊べる憩いの場です。
春は桜の花が咲き誇り、花見の宴会会場としても人気のスポットになります。
また、GWの頃は芝桜も満開となり、桜と芝桜という二つのサクラを楽しむことができます。
子供の遊び場としても広々としていて、芝遊びだけではなく、トランポリンや滑り台、シーソーなど子供の興味を惹く遊具が充実。
夏になると噴水で水遊びをすることができるのも魅力的です。
園内ではバーベキューのスペースもあり、予約をすれば利用可能となっています。
古徳沼
古徳沼は古くから白鳥が飛来すると有名な沼です。
現在も白鳥の姿をカメラに収めようと多くのカメラマンが訪れています。
そうざい男しゃく
瓜連町で古くから有名な総菜屋さんです。
広い砂利の無料駐車場完備、店内は昔ながらの小さなスペースで営業されています。
揚げ物を中心に、ローストビーフやポテトサラダ、チャーシューなどを販売。
私のおすすめはローストビーフとエビフライ、チーズハムカツです。
ボリュームも抜群なのにとても安価で購入することができ、リピート必須の名店です!
それでは今回は此処まで!
また次回お会いしましょう(*´ω`)ノシ
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